2021年の流行語大賞は「リアル二刀流」? 歴代流行語大賞一覧まとめ

2021年の流行語大賞
らしいです…。

去年の2019年度の流行語に、2020年の流行語に引き続き、今年の流行語が決まりましたので年末恒例のユーキャン流行語大賞歴代受賞者を一覧化しまとめました。流行語大賞って毎年思うのは、一般市民感覚とのギャップ。まったく流行っていない初耳、といった用語が選ばれることが多く、その不自然さも話題のひとつ。東京オリンピックが中止された今年はどんな流行語が選ばれたのでしょう?過去の事例を振り返えってみましょう。

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2021年、当サイトの予想はこれでした

2021年の流行語大賞は「イカゲーム」と予想
2021年の流行語大賞は「イカゲーム」と予想

今年はコレだ!っていう流行語がなかった年。
去年はアベノマスクを中心にいろんな言葉が登場したけど、今年は東京オリンピック2020という大きなイベントがあったのに流行語を思い出すのが大変なほど流行語がない。2021年11月の時点で流行していた、流行語大賞といえる単語、候補を以下の通り。当ページ後部に掲載の歴代大賞を振り返りながら、今年ノミネートされるでろう流行語たちを大胆予想してみました。(⭐️マークは有力候補)

現在の予想候補一覧

当サイトでの予想は以下の通り。本当はイカゲームが一位と言いたいですが、去年の実例と同じく海外資本発の流行は排除される傾向がありそうなので、こう考えました。

  1. イカゲーム⭐️⭐️
  2. NFT⭐️
  3. SDGs⭐️
  4. メタバース
  5. ピクトグラム⭐️
  6. ワクチン
  7. 野党共闘
  8. 親ガチャ
  9. うっせぇわ
  10. 人流
  11. ぼったぐり男爵

公式から発表されたノミネート語

公式ユーキャンから発表されていた30個のノミネート語。大賞に選ばれたのはこのなかで29番目ノ「リアル二刀流」とのこと。1位だった愛の不時着が、最終選考では2位になった去年と同じパターンでネトフリ発信の柳交互は排除される傾向が強いのは、スポンサー等の関係だろう。「ショータイム(翔タイム)」なんて、2018年にもエントリーされてるカビの生えた用語が大賞だなんて…。

2021年の流行語大賞のノミネート語
2021年の流行語大賞にノミネートされた言葉たち。2018年ノミネート語「ショータイム」が2021年になって返り咲き。

毎年恒例の「なんだかなー」感

さて、今年もGoogleトレンドでどれほど流行語候補が検索されたか今年一年の統計をみてみよう。

GoogleTrendで比較した流行語
有力なノミネート語をGoogleトレンドで比較すると「ワクチン」が他を圧倒。
GoogleTrendで比較した流行語
Googleトレンド「ワクチン」を除いて比較しても「リアル二刀流」は見る影もない

「ビックボス」が選ばれなかった理由を説明

11月から新庄監督の登場で突如流行し始めた「ビックボス」だが、「報道資料の期間外」「準備が間に合わなかった」といういかにも事務的な理由で候補から排除。このことで、12月発信の流行語は含まれないルールになったようだ。ルールがおかしいのでは?

【参考】昨年、2020年のデータ

参考に、去年2020年のノミネート語を振り返ってみよう。「愛の不時着」もう一年たったんですねー。その他、こんな言葉流行しましたねー。今年も「イカゲーム」が流行ったので毎年ネトフリ関連が流行するってことは、いよいよテレビの時代が終わりかかっていることを感じますね。今年はなにが流行ったっけなー。

去年のノミネート語

新語・流行語大賞2020のノミネート語
新語・流行語大賞2020のノミネート語一覧が発表された

去年のトレンド比較

去年も、有力キーワードをGoogleトレンドで比較してみると、圧倒的に「コロナ」が多くに人から検索されていることがわかる。ダントツだ。本当に流行した言葉をなぜか選ばないこの選考基準はいったい何だろう。

2020年大賞結果

あっれだけアベノマスクが流行っり盛り上がったのに(今年でもアベノマスク在庫が溜まってるとか、保管倉庫に数億円かかっているとか、倉庫を移したとか、報道が盛り上がってるし)、結局、小池百合子東京都知事の「三密」が決まりました。報道によると最近の都知事は体調が悪いらしく、引退説も囁かれているほど。「女帝」という言葉も流行った最近ですが、今後の流行語にどう影響するか注目されている。

2020年の流行語大賞は「三密」
2020年の流行語大賞は「三密」

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流行語大賞感じる商業主義

一通り見通すと感じるのは、この賞に感じ取れる下のパターンだ。全体的に、商業主義に傾きすぎてる印象をもつ。このパターンを理解して次の流行語をあざとく予想してみたいと思います。

  • セール中の本やコンテンツ(君たちはどう生きるか、GAFA、おっさんずラブ、カメ止め、USA)
  • 国威発揚につながるスポーツ(eスポーツ、半端ない、金足農業、翔タイム、そだねー、もぐもぐ、なおみ、筋肉)
  • 政治系(ご飯論法、高プロ、首相案件、だが批判的な用語が大賞に残る前例はない)
  • ニュースや話題になった事(スーパーボランティア、災害級の暑さ、計画運休、ブラックアウト、Metoo)
  • ネット流行語はほぼスルー(下から浮上する流行は無視傾向)

選定への疑問が毎年ニュースで話題に

スポーツ新聞が、選定の背景についてのエピソードについて報道しているが、興味深いのは、選定委員会メンバーのやくみつるのインタビューの下の一言…

最初に事務局からたくさん候補が挙がってくる…

と、初めからお上から候補一覧が舞い降りてくる様子がうかがえる。この証言から、自由に選定しているのは選定委員会ではないことがわかる。 選定委員会に渡す「候補一覧」を作っているメンバーは誰だろうか。ユーキャン役員?電通?わからないが、その闇の選定委員会こそ、真の選定委員メンバーであろう。

テレビで話題になった単語やテレビの流行用語はそのまま反映されるのはよしとして、新聞にもほぼ取り上げられなかったような用語が大賞になるときのシラケムードはほんと年末をがっかりさせるものだ。他にも、国際大会の前によく発表される「チーム○◯」「○◯ジャパン」といった冠ことば等の国威発揚を狙ったスポーツ用語、応援用語には大手広告代理店が数億円規模の莫大な宣伝費用を投じられていることで知られており、つまり、お上からのステマである点で正直シラケる

ほんとうに自然に流行した言葉を追いかけるのは当然むずかしいが上記の背景を考慮しつつ、ここではリテラシーをもったランキングを心がけます。

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歴代の流行語大賞

流行語大賞

ここで本題である歴代流行語大賞をまとめた一覧を作りました。
その前に、ユーキャン流行語大賞はあくまでユーキャンが流行語として選んだ、ユーキャンのためのイベントであって、実際の流行語とは遠い言葉が選ばれる事例が多い、ということは上で述べた通り。なので、ユーキャン流行語大賞とは別に、本当に流行語を一覧の右に添えました。巨大媒体の安易な論調に流されないようにご参考になれば幸いです。

歴代大賞一覧と、本当の流行語早見表

年度 流行語大賞 受賞者 本当の流行語
1991年 …じゃあ〜りませんか チャーリー浜
1992年 うれしいような、かなしいような
はだかのおつきあい
きんさんぎんさん
1993年 Jリーグ 川淵三郎
1994年 すったもんだがありました 宮沢りえ
イチロー(効果) イチロー(オリックス・ブルーウェーブ)
同情するならカネをくれ 安達祐実
1995年 無党派 青島幸男(東京都知事) ポアする
ああ言えば上祐
NOMO 野茂英雄(ロサンゼルス・ドジャース)
がんばろうKOBE 仰木彬(オリックス・ブルーウェーブ監督)
1996年 自分で自分をほめたい 有森裕子(マラソン選手)
友愛 / 排除の論理 鳩山由紀夫(民主党代表)
メークドラマ 長嶋茂雄(読売ジャイアンツ監督)
1997年 失楽園(する) 渡辺淳一、黒木瞳
1998年 ハマの大魔神 佐々木主浩(横浜ベイスターズ)
凡人・軍人・変人 田中真紀子(衆議院議員)
だっちゅーの パイレーツ(お笑いコンビ)
1999年 ブッチホン 小渕恵三(内閣総理大臣)
リベンジ 松坂大輔(西武ライオンズ)
雑草魂 上原浩治(読売ジャイアンツ)
2000年 おっはー 慎吾ママ
IT革命 木下斉(商店街ネットワーク社長・
早稲田大学高等学院三年)
2001年 「小泉語録」
米百俵
聖域なき構造改革
恐れず怯まず捉われず
骨太の方針
ワイドショー内閣
改革の「痛み」
小泉純一郎(内閣総理大臣)
2002年 タマちゃん 佐々木裕司(川崎市民)、
黒住祐子(フジテレビ・レポーター)
W杯(中津江村) 坂本休(中津江村・村長)
2003年 毒まんじゅう 野中広務(元衆議院議員)
なんでだろ〜 テツandトモ(お笑いグループ)
マニフェスト 北川正恭(早稲田大学教授)
2004年 チョー気持ちいい 北島康介(水泳選手)
2005年 小泉劇場 武部勤(自由民主党幹事長)ほか
想定内(外) 堀江貴文(ライブドア社長)
2006年 イナバウアー 荒川静香(プロスケーター)
品格 藤原正彦(数学者)
2007年 (宮崎を)どげんかせんといかん 東国原英夫(宮崎県知事) ゆとり
ハニカミ王子 石川遼(ゴルファー) あなたとは違うんです
2008年 グ〜! エド・はるみ
アラフォー 天海祐希
2009年 政権交代 鳩山由紀夫(内閣総理大臣) どうしてこうなった
2010年 ゲゲゲの〜 武良布枝(『ゲゲゲの女房』作者) そんな装備で大丈夫か?
2011年 なでしこジャパン 小倉純二(日本サッカー協会会長)
代理:上田栄治(日本サッカー協会女子委員会委員長)
ポポポポーン
ただちに影響はない
2012年 ワイルドだろぉ スギちゃん ステマ
2013年 今でしょ! 林修(東進ハイスクール・東進衛星予備校講師)
お・も・て・な・し 滝川クリステル
じぇじぇじぇ 宮藤官九郎、能年玲奈
倍返し 堺雅人、TBS『半沢直樹』チーム STAP細胞はあります
2014年 ダメよ〜ダメダメ 日本エレキテル連合(中野聡子、橋本小雪)
集団的自衛権 受賞者辞退(受賞者未公表)
2015年 爆買い 羅怡文(ラオックス代表取締役社長) ISIS/イスラム国
トリプルスリー 柳田悠岐(福岡ソフトバンクホークス)
山田哲人(東京ヤクルトスワローズ)
2016年 神ってる 緒方孝市(広島東洋カープ監督)
鈴木誠也(広島東洋カープ外野手)
保育園落ちた日本死ね
SMAP謝罪会見
2017年 インスタ映え CanCam it girl このハゲーーー!
忖度 稲本ミノル(株式会社ヘソプロダクション代表取締役) モリカケ
2018年 そだねー ロコ・ソラーレ(カーリング女子所属法人) LGBTは生産性がない
eスポーツ 日本eスポーツ連合
2019年 ONE TEAM テープ回ってないやろな?
タピる
桜を見る会
計画運休
2020年 三密 小池百合子 アベノマスク
アマビエ
愛の不時着 ヒョンビン
2021年 リアル二刀流 大谷翔平 イカゲーム
SDGs
ショータイム 大谷翔平

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歴代の流行語大賞の記事一覧

流行語大賞関連の過去のまとめ記事を一覧化しました。毎年こうしてイベントをまとめています。

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この記事を書いた人

生活技術

忙しい生活をまとめてシンプル。新しいライフスタイルを提案するネットマガジン「生活技術」の編集長です。記事へのコメントはご遠慮なくどうぞ。気になることやご不明な点などありましたらお問い合わせフォームからご連絡ください。