2019年:令和初の流行語大賞は?!歴代流行語大賞一覧まとめ

2019年の流行語大賞
でも実際に大賞に選ばれたのは…

流行語大賞が発表されましたね。「ONE TEAM(ワンチーム)」らしいです…。日本のみなさん。一度でも「ワンチーム」って声に出しました? スポーツ興行を盛り上げ用語が選ばれる傾向については詳しく後述しますが、去年2018年度の流行語に引き続き、年末恒例のユーキャン流行語大賞(「現代用語の基礎知識」選)歴代受賞者を一覧化しまとめました。流行語大賞って毎年思うのは、一般市民感覚とのギャップ。まったく流行っていない初耳、といった用語が選ばれることも多く、その不自然さが毎年話題になります。今年も案の定、と感じる結果でしたね。

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2019年の流行語大賞、当サイトの予想はこれ!

2019年8月の時点で流行している、流行語大賞といえる単語、候補をあげてみました。すでに大賞が発表されていますが、当サイト独自のノミネート語たちを眺めながらどんな流行語があったか2019年という時代を振り返ってみましょう。

①タピる
②マウンティング
③テープ回ってないやろな?
④松本、動きます
⑤NHKをぶっ壊す
⑥ミュージック・すたーてぃん

⑦令和

⑧キャッシュレス(PayPay)

⑨増税

⑧あなたの番です

⑨京アニ

⑩5G

・セクシー

・計画停電

・あいちトリエンナーレ・表現の不自由展

・徴用工問題

・ホワイト国

・玉ねぎ頭

・反社会勢力

・そろりそろり

・シュレッダー

・桜を見る会

⚠️当サイトはこのように予想していました…。まさか「ONE TEAM」になるとは。

2019年のノミネート語

11月から爆発的にテレビを騒がした「桜を見る会」はノミネートにも乗っていません。政治はNG?いや政治用語は歴代よく選ばれてます。暗い政治用語はNG?いや「ホワイト国」って言葉がノミネートに入っています。

流行語大賞2019年度ノミネート語。
事前に発表された流行語大賞2019年度ノミネート語。この中から大賞が決まるという。

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2019年大賞結果

令和が破れるなんて。…

2019年の流行語大賞は「ONE TEAM」
2019年の流行語年間大賞は「ONE TEAM」。日本のみなさん年間を通して一番使った言葉ですよね!…;

Google統計

今年12月まで、Googleで検索されたキーワードをグラフで表した図。「ONE TEAM」は見る影もない。

googleトレンド統計
Googleトレンド統計(2019.1〜12月)。統計データ通りだと「タピオカ」が年間を通して人気だったことが一目瞭然。これが庶民感覚であり、データ、つまりファクトであろう。

(参考)前回、 2018年 ノミネート語

参考に、前回2018年度のノミネート語を並べました。去年はこんなのが流行ってたんですねー(遠目)。すっかり言われなくなた単語もあって時代の流れの速さを感じます。

流行語大賞ノミネート語2018

 

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流行語大賞感じる商業主義

一通り見通すと感じるのは、この賞に感じ取れる下のパターンだ。全体的に、商業主義に傾きすぎてる印象をもつ。このパターンを理解して次の流行語をあざとく予想してみたいと思います。

  • セール中の本やコンテンツ(君たちはどう生きるか、GAFA、おっさんずラブ、カメ止め、USA)
  • 国威発揚につながるスポーツ(eスポーツ、半端ない、金足農業、翔タイム、そだねー、もぐもぐ、なおみ、筋肉)
  • 政治系(ご飯論法、高プロ、首相案件、だが批判的な用語が大賞に残る前例はない)
  • ニュースや話題になった事(スーパーボランティア、災害級の暑さ、計画運休、ブラックアウト、Metoo)
  • ネット流行語はほぼスルー(下から浮上する流行は無視傾向)

選定への疑問が毎年ニュースで話題に

スポーツ新聞が、選定の背景についてのエピソードについて報道しているが、興味深いのは、選定委員会メンバーのやくみつるのインタビューの下の一言…

「最初に事務局からたくさん候補が挙がってくる…」

と、初めからお上から候補一覧が舞い降りてくる様子がうかがえる。この証言から、自由に選定しているのは選定委員会ではないことがわかる。 選定委員会に渡す「候補一覧」を作っているメンバーは誰だろうか。ユーキャン役員?電通?わからないが、その闇の選定委員会こそ、真の闇営業であろう。

テレビで話題になった単語やテレビの流行用語はそのまま反映されるのはよしとして、新聞にもほぼ取り上げられなかったような用語が大賞になるときのシラケムードはほんと年末をがっかりさせるものだ。他にも、国際大会の前によく発表される「チーム○◯」「○◯ジャパン」といった冠ことば等の国威発揚を狙ったスポーツ用語、応援用語には大手広告代理店が数億円規模の莫大な宣伝費用を投じられていることで知られており、つまり、お上からのステマである点で正直シラケる

ほんとうに自然に流行した言葉を追いかけるのは当然むずかしいが上記の背景を考慮しつつ、ここではリテラシーをもったランキングを心がけます。

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歴代の流行語大賞まとめ

流行語大賞

ここで本題である歴代流行語大賞をまとめた一覧を作りました。
その前に、ユーキャン流行語大賞はあくまでユーキャンが流行語として選んだ、ユーキャンのためのイベントであって、実際の流行語とは遠い言葉が選ばれる事例が多い、ということは上で述べた通り。なので、ユーキャン流行語大賞とは別に、本当に流行語を一覧の右に添えました。巨大媒体の安易な論調に流されないようにご参考になれば幸いです。

年度 流行語大賞 受賞者 本当の流行語
1991年 …じゃあ〜りませんか チャーリー浜
1992年 うれしいような、かなしいような
はだかのおつきあい
きんさんぎんさん
1993年 Jリーグ 川淵三郎
1994年 すったもんだがありました 宮沢りえ
イチロー(効果) イチロー(オリックス・ブルーウェーブ)
同情するならカネをくれ 安達祐実
1995年 無党派 青島幸男(東京都知事) ポアする
ああ言えば上祐
NOMO 野茂英雄(ロサンゼルス・ドジャース)
がんばろうKOBE 仰木彬(オリックス・ブルーウェーブ監督)
1996年 自分で自分をほめたい 有森裕子(マラソン選手)
友愛 / 排除の論理 鳩山由紀夫(民主党代表)
メークドラマ 長嶋茂雄(読売ジャイアンツ監督)
1997年 失楽園(する) 渡辺淳一、黒木瞳
1998年 ハマの大魔神 佐々木主浩(横浜ベイスターズ)
凡人・軍人・変人 田中真紀子(衆議院議員)
だっちゅーの パイレーツ(お笑いコンビ)
1999年 ブッチホン 小渕恵三(内閣総理大臣)
リベンジ 松坂大輔(西武ライオンズ)
雑草魂 上原浩治(読売ジャイアンツ)
2000年 おっはー 慎吾ママ
IT革命 木下斉(商店街ネットワーク社長・
早稲田大学高等学院三年)
2001年 「小泉語録」
米百俵
聖域なき構造改革
恐れず怯まず捉われず
骨太の方針
ワイドショー内閣
改革の「痛み」
小泉純一郎(内閣総理大臣)
2002年 タマちゃん 佐々木裕司(川崎市民)、
黒住祐子(フジテレビ・レポーター)
W杯(中津江村) 坂本休(中津江村・村長)
2003年 毒まんじゅう 野中広務(元衆議院議員)
なんでだろ〜 テツandトモ(お笑いグループ)
マニフェスト 北川正恭(早稲田大学教授)
2004年 チョー気持ちいい 北島康介(水泳選手)
2005年 小泉劇場 武部勤(自由民主党幹事長)ほか
想定内(外) 堀江貴文(ライブドア社長)
2006年 イナバウアー 荒川静香(プロスケーター)
品格 藤原正彦(数学者)
2007年 (宮崎を)どげんかせんといかん 東国原英夫(宮崎県知事) ゆとり
ハニカミ王子 石川遼(ゴルファー) あなたとは違うんです
2008年 グ〜! エド・はるみ
アラフォー 天海祐希
2009年 政権交代 鳩山由紀夫(内閣総理大臣) どうしてこうなった
2010年 ゲゲゲの〜 武良布枝(『ゲゲゲの女房』作者) そんな装備で大丈夫か?
2011年 なでしこジャパン 小倉純二(日本サッカー協会会長)
代理:上田栄治(日本サッカー協会女子委員会委員長)
ポポポポーン
ただちに影響はない
2012年 ワイルドだろぉ スギちゃん ステマ
2013年 今でしょ! 林修(東進ハイスクール・東進衛星予備校講師)
お・も・て・な・し 滝川クリステル
じぇじぇじぇ 宮藤官九郎、能年玲奈
倍返し 堺雅人、TBS『半沢直樹』チーム STAP細胞はあります
2014年 ダメよ〜ダメダメ 日本エレキテル連合(中野聡子、橋本小雪)
集団的自衛権 受賞者辞退(受賞者未公表)
2015年 爆買い 羅怡文(ラオックス代表取締役社長) ISIS/イスラム国
トリプルスリー 柳田悠岐(福岡ソフトバンクホークス)
山田哲人(東京ヤクルトスワローズ)
2016年 神ってる 緒方孝市(広島東洋カープ監督)
鈴木誠也(広島東洋カープ外野手)
保育園落ちた日本死ね
SMAP謝罪会見
2017年 インスタ映え CanCam it girl このハゲーーー!
忖度 稲本ミノル(株式会社ヘソプロダクション代表取締役) モリカケ
2018年 そだねー ロコ・ソラーレ(カーリング女子所属法人) LGBTは生産性がない
eスポーツ 日本eスポーツ連合
2019年 ONE TEAM ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(予想) テープ回ってないやろな?
タピる
桜を見る会
計画運休 森田健作(予想)

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この記事を書いた人

生活技術

忙しい生活をまとめてシンプル。新しいライフスタイルを提案するネットマガジン「生活技術」の編集長です。記事へのコメントはご遠慮なくどうぞ。気になることやご不明な点などありましたらお問い合わせフォームからご連絡ください。