キーボードがいらない、新感覚のキーボードが発表され話題となっている。メリケンサックのようなデザインのこのキーボード。まったくキーの形になっていないのだが、手の動作で入力するウェアラブルキーボードとなっている。
手にはめて、文字通りタップすると指の動きを認識し、センサーによって文字が入力される仕組み。アルファベットや記号は動かす指やタップ回数のパターンでそれぞれ決まる。Airキーボードと言えるこれさえあれば、例えば、人目をはばかりこっそりメッセージを送ることも可能だ。
キーボードがなくても身の回りの平面が即座にキーボードになってくれる。これならキーボードだけでなくマウスやジョイスティック、3D入力端末など大掛かりなハードウェアが今後不要になり、AR技術を完成させる未来のデバイスになる可能性を秘めている。
文字入力だけでなく、マウスやゲームコントローラー、それにVRといったヴァーチャルデバイスとの連携で操作は格段とリアルに近づくだろう。
さらに、PCやスマホに触れずに操作ができる点で各文字の入力パターンを覚えるには骨が折れそうだが、このデバイスの専用アプリを使えばゲーム感覚でパターンを覚えることができるという。AR的なブラインドタイピングの世界を広げ未来を体験させてくれそうだ。